インコたちが教えてくれたこと

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大学を卒業して3ヶ月くらいが過ぎた頃の話です。

” 動物は幸せを運んでくれる家族 ” という文章を見て、思い出したことがありました。

私が中学生の頃、どうしてもインコが欲しくてペットショップに行き、1羽のインコをうちに迎えました。まだ羽も生えていない雛でした。とても小さくて弱々しかったこともあり、毎日インコの様子を見て、雛用のぬるま湯で温めたあわを食べさせたり、タオルで包んで温めたり、頭を撫でたり、名前を呼んで会話をしたりしました。

そうした日々が続きながら、どんどんインコが大きくなり、羽をケージの中でパタパタし始めました。飛びたいのかなと思ったので、ケージを開けると私の指に止まってきました。

「 今から飛ぶから見ててね 」 のような目線を送ると、勢いよく羽ばたきました。ですが、初めて飛んだからなのか壁にぶつかったり、私にぶつかってきたりと失敗ばかりしてました。飛ぶの失敗するたびに、私は 「 おまえなら飛べる ! 」 とか 「 おしい ! 」 だったり、うまく飛べたら 「 さすが ! 」 とか 「 やったね ! 」 とか行って応援しました。

そうして何回も練習して、ようやく安定して飛べるようになりました。飛べるようになってからよく私の肩に止まったり、高校から帰ると決まって私の頭に向かって飛んで来るようになりました。本当に可愛くて仕方なかったです。

今までインコと多くの時間を過ごしていたのですが、当時大学受験を控えていたため、インコとの時間が取れなくなりました。勉強から帰って来て、頭に飛んで来ては眼鏡の上に止まり、目の周辺や口を力強く突いてくるようになって鬱陶しいなと感じるようになり、自分の勉強部屋に篭るようになりました。

そうやって時間が進み、いつものように高校と自習室で勉強を終え帰宅しようとしたら携帯に4件ほど母親から電話がありました。母親に電話をかけると、インコがなくなったと知らせを受けました。突然の電話から、その単語を聞いてもあまり実感が湧かず、「 そうなんだ 」 と一言告げ、帰路に着きました。

家に到着するとケージの中に、小さい毛布の中に包まれたインコがいました。
その姿を見た途端、涙が止めどなく溢れて来ました。泣きながら「 ごめんね 」 と言いながら、その小さな体を持ち上げて何回も撫でました。

家に来て良かったと思ったかな。
死ぬ前に何を思ったのかな。
もっと一緒の時間を過ごせばよかった
幸せだったかな。
と後悔ばかりが残っています。

外から帰るとすぐに頭に飛んでくるのは、自分のことをお母さんと思ってくれるくらいに信頼してくれていたから。目の周りをよく突いていたのはもっと前みたいに自分の姿を見て欲しかったから。口元をよく突いていたのはもっと前みたいに一緒にお話をして欲しかったから。

信頼している人から鬱陶しいとむげに扱われ、家に帰ってもすぐに別の部屋にいって避けたりしてほんとにごめんなさいとインコに思っています。インコにとても辛く、寂しい思いをさせました。もう会えないので、またお話しすることも頭を撫でるあげることも出来なくて、今でも思い出してはやるせない気持ちになります。

大切なものは失ってから気づくとありますが本当らしいです。自分は大切なインコを失ってから、生きている時にもっと一緒の時間を過ごして、愛情を注いであげればよかったと後悔ばかりが残っています。今思うとその出来事が今までの人生にかなり影響を与えたんだなと回想したりもしています。

生き物はいつか必ず死んでしまいます。自分の大切な動物であり、最愛の人であり、その時に 「 あの時こうしておけば良かった 」 と思うようなことがあっては、必ず後悔が残ります。その時になっても、その大切なものや人には会えません。本当に辛い思いだけが残ってしまいます。

これから大切な動物や人の時間を持って行きたいと考えるようになりました。
その時が来た時に後悔が残らないように。
私と出会って良かったと心から思ってもらえるように。

歴代のインコたち
1. ピッチュ
2. 初代キッチョ
3. 2代目キッチョ
4. サラン
5. ハング
6. コウナ
7. ハニ
8. ヌニ

 

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